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仕事内容

透析勤務に身につけておきたい看護師スキルとは?

透析クリニックでの仕事は、一般病棟の仕事と大きく違うと言われています。
しかし、一般病棟から透析看護への転職を検討した際に、具体的にどういったことに違いがあるのか、よく分からないという方もいるのではないでしょうか?

そこで、今回はそんな方向けに、透析勤務に身につけておきたい看護師スキルについて、詳しく説明していきたいと思います。

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透析勤務に身につけておきたい看護師スキルや知識

一般病棟から透析病棟へ転職を考えているなら、基本的なことも含めて、いくつか予習しておくと仕事を覚えやすくなります。
以下の各項目について、簡単な説明をご紹介します。

腎臓の機能について

腎臓と聞いてまず最初に思い浮かべるのは、体内の水分・電解質の調整と、老廃物の排出ではないかと思います。
他には、人体における重要な機能として、エリスロポエチンの分泌やビタミンDの活性化などがありますよね。

腎不全について

腎不全を一言で説明すると、腎臓が正常に働かなくなる症状です。
急性腎不全と慢性腎不全があり、透析治療の対象となるのは後者になります。
慢性腎不全は、腎機能が徐々に低下するもので、現代の医療では回復は見込めないものとされています。

腎臓が働かなくなることから、老廃物の排出も行われないため、様々な悪影響を身体に及ぼします。
病状が進行することにより、痙攣・意識障害などの症状があらわれるため、腎不全となった患者さんは、老廃物・水分などを何らかの形で外に出す必要性に迫られます。
こうして、透析という手段を用いることになるのですね。

透析の原理(拡散と限外濾過)

透析というのは、半透膜と呼ばれる膜を介して血中の毒素を除去し、不足している物質を補充する方法です。
ここでは、主流となっている血液透析を例にとってご説明します。

半透膜を間に挟み、片方に血液・反対側に透析液を持ってくると、老廃物や電解質は半透膜を通じて濃度の高いところから低いところへ移動します。
この現象が「拡散」です。

しかし、このままでは老廃物などは血液・透析液に均一に広がってしまうため、ダイアライザー(透析器)と呼ばれる、腎臓の糸球体と同じ働きをする機器を用いて圧力をかけ、血液中の余分な体液である水分・塩分を除去します。
これを「限外濾過」と言います。

透析の構造

透析の構造としては、主流となっている血液透析と、腹膜をろ過装置として利用する腹膜透析とがあります。
腹膜透析を行っている病院は相対的に見て少ないので、もし構造がイメージできないようであれば、専門書に目を通しておきましょう。

シャントの管理(狭窄、閉塞、感染)

透析を行う際に必要になるシャントですが、血液に直接接触することから、狭窄・閉塞などのトラブルが発生する場合があります。
経年劣化が原因と言う場合もあれば、血圧の低下が一因となっている場合もあります。
針を刺す際に、皮膚に付いている細菌が体内に入り込むことで、病原菌に感染するリスクもあります。

透析患者の方の命がかかっていることから、シャントの管理には特に神経を使うことを心に刻み込んでおきましょう。

シャントの種類(自己血管、人工血管)

透析を行う際に血液の出入口となるシャントには、自分の血管を使う自己血管と、人工素材を使って作られた人工血管とがあります。
日本においてはおよそ90%の透析患者さんが自己血管を使っています。
感染に強いというのがその理由のようです。

透析中に起こる合併症(血圧低下、下肢牽引痛など)、その対応方法

主に血液透析時に起こる合併症で、身体が透析に慣れていないことで起こります。
透析不均衡症候群とも呼ばれ、細胞内外の物質のバランスが崩れることで、血圧低下・下肢牽引痛などが起こるとされています。
対策としては、水分・塩分・たんぱく質などを摂り過ぎないようにし、ゆっくりと無理のない透析を行うことが対応方法になります。

長期透析による合併症(心疾患、二次性副甲状腺機能亢進症など)

透析を長期間続けていることで、心疾患、二次性副甲状腺機能亢進症などの症状が現れることがあります。
透析は心臓に負担をかけることから、心不全につながりやすく、透析患者さんの死因のトップになっています。

これらの項目について予習しておくと、転職した後にスムーズに仕事ができると思います。

透析独特の指導内容について

一般病棟では、透析に導入する前の看護を行うことが多いと思います。
シャントの管理や、透析導入の指導については、そのままの知識が活かされるでしょう。

しかし、透析導入後は少し指導内容が変わるものもあり、一例としては食事管理が挙げられます。
具体的には、透析導入前と導入後で少し違う点があるのです。

糖尿病の患者さんの場合、透析導入前には糖尿病食を勧められますが、透析導入後は透析食に変更することになります。
そのため、糖尿病食と透析食の違いも知っておくとよいでしょう。

また、透析で使用する薬剤は、一般病棟ではあまり扱っていないものも多いと思います。
薬剤の種類は病院によるため、転職してからでも良いですが、勉強しておく必要があるでしょう。

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